〜Web Column 22.10.15〜

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◆チョロギについて◆
  チョロギは、シソ科の多年草の植物、あるいはその根にできる食用とされる球根のように見
える塊茎部分のことです。中国が原産で江戸時代に日本に伝わりました。
  収穫期になると地中深さ5cmのところに長さ1〜3cm程度の巻貝のような形の塊茎をつけます
。泥を落とすと白いのが特徴です。この塊茎を塩漬けにしたり茹でたりして食べます。ゆり根に
似た食感と生姜のようにピリッと辛い味がします。
栽培土壌はあまり選びませんが、水はけの良い肥沃な大地での栽培が適しています。日本では
主に東北地方での栽培が盛んだそうです。

  チョロギは長老喜とも書き、縁起ものとしてお節料理などに入っていたりします。フランスで
はクリーム煮にして食べられているそうです。

  石川ひぬま農場ではこのチョロギの試験栽培を今年から開始しました。生産詳細情報は
→こちら。生産ログと現在の栽培の様子を見ることができます。
  しかし、今年の猛暑の影響により栽培は難航しています。7月下旬までは生育が順調でしたが
8月の猛暑による乾燥によって、現在(10.13)は栽培開始時の半分以下になってしましました。こ
れからどれ程の収穫量になるかわかりませんが、収穫できたチョロギはシャークベイの塩を使い
塩漬けにして食したいと思います。

  ここからは実際に栽培して感じた事を書いていきたいと思います。まずは、播種してから発芽
までの期間がわりと長いということです。チョロギは種を播くわけではなくチョロギとして食べ
る部分をそのまま土に播きます。じゃがいもの栽培と同じような感覚です。今回畝上げした畑に
播種しました。地中約5cmの位置にチョロギを埋めました。この時、縦に埋めたか横に埋めたか
で発芽に違いがでました。縦にしたものは1本しか芽が出ませんでしたが、横のものは複数本芽
が出ました。

  芽が出てからの成長は順調でした。フォトギャラリーに成長の過程の写真があります。7月の
初めには開花しました。8月に突入してからはまったく雨が降らないという状況が長く続きまし
た。この時から日差しが強く当たる部分から徐々に枯れていきました。
  今回チョロギを栽培するにあたり土壌活性剤として『えひめAI-2』を散布しました。効果はと
しては、この活性剤を使用した列の株がしっかりしたという結果がでました。このえひめAI-2は
他の作物に使用してもいい結果が出ています。これからもえひめAI-2の試験投与を継続していき
たいと思います。

  チョロギの栽培はまだ終わっていませんが、今年の試験栽培は成功ではなかったと感じます。
来年度の栽培は今年の種チョロギがどれくらいできるかによって決めようと考えています。


P.S 先日天気がよかったのでひぬまの写真を撮ってみました。

                                  記:石川ひぬま試験場